JICAマラウイ研修を受け入れました

12月9日、10日の二日間にわたり、アフリカのマラウイから6名の研修生が多気町を訪問しました。
シレ川中流域における農民による流域保全活動推進プロジェクト」の一環である本研修。
以下の内容で見学、講義を行いました。
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 研修内容
◯立梅用水見学と水土里ネットの活動報告
◯勢和の語り部会によるガイドツアー(水銀鉱跡、めだか池、丹生大師)
◯日替わりシェフキッチンサラダボールの紹介
◯三重県松阪地域農業改良普及センター普及指導員およびJAの役割について
◯多気町長表敬訪問及び、多気町役場の取り組み紹介
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それぞれの受け入れ先では、マラウイの現況を踏まえ、文化の違いや歴史的背景を含めて、かみ砕いてお話をいただきました。
特に200年前に整備された立梅用水は、現在も地域住民が主体となって補修を続けており、世界かんがい施設遺産に登録された貴重な事例です。ビオトープを創り、めだか祭りを開催するなど、地域の子どもたちが自然の豊かさに触れることのできる機会や場所を残しています。
その背景には、灌漑設備を整えてきた先人への感謝と豊かな生活環境を残したいという次世代への思いが流れています。
研修生から積極的に質問が飛び交う中で、地域の方も心を開いて、率直な思いを話していただきました。
研修生からは、
「自分たちも、もっと歴史を知り、次世代のことを考えていきたい。」
「本当に素晴らしい取り組みをしている方々に出会えてよかった。多気町とのつながりをさらに続けて、もっと学んでいきたい。」
という感想が出るなど、とても充実した研修になりました。
NIUとしても多気町の魅力を再発見し、発信していける貴重な機会となりました。
ご協力いただいた事業所の皆様、本当にありがとうございました。
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