今日は、会社の創立記念日でした。
だからというわけではありませんが、事務所を留守にして
田んぼの代掻きと畔ぬりへ出かけました。
1年で自分たちが食べる分だけの米を自給する。
「食べる分だけ」という必要上限があるので、生産性という基準はなく
「食べるからこそ」という必然性と優先順位がついて
「せっかく食べるんだから」と、農薬も化学肥料も使わないやりかたで、
かれこれ8年。
少し作業面積を減らしてもお米は足りそうなので、
今年は思い切って面積を減らして畔を作り、初めて畔ぬりをしました。
今どき、クワで、手作業でした(汗)。
田んぼの泥に含んだ水の量、土の量、高さ、直線、考えることがいっぱいで
どこでも同じということはなくて「加減」が難しい。
会社の経営と農村ライフの営みは、重なるところが多いものです。
四隅がやっぱり大事。
道は、歩いてきた後ろにできると思っていましたが、そのためにも
四隅を固め、面と直近を見て、そして、向かう先と広がる空を仰ぐことを
恐れずにもっと言語化する必要があると思っています。
おかげさまで、設立して10年を超え、11期目が始まりました。
11期目の方針は「四隅を固める」(笑)
コロナ禍のなかですが、今後も実直に、分相応に、
都市と農村をつなぎ地域資源を活用することで
持続可能な農村づくりに寄与する所存です。
感謝の気持ちを込めて
2020.6.1.代表取締役 西井勢津子