ハツノさんと歩く!村のおんなツアー開催

先月のことになりますが、福島県飯舘村から、佐野ハツノさんという女性を地域に迎え 「ハツノさんと歩く!村のおんなツアー」を開催しました。

原発事故で全村非難を余儀なくされた飯舘村ですが、
「までい」という言葉をスローガンに掲げた長年の地域づくりは、今こそ、
農村にいる私たちが学ばなければ、という気持ちに駆り立てられて友人と企画したものです。

ツアーは朝一番の伊勢神宮参拝から始まり、
鳥羽・勢和・美里の各地の「村のおんなたち」と出会っていただく企画でした。
長い1日の旅をご一緒いただき、深い笑顔に刻まれたプロセスを教わりました。

20年以上前地域の農村女性たちと立ち上がって以来、農業の振興、
民宿の経営などでも発揮されていた、ハツノさんの、強さとしなやかさと人を支える力。

現在、飯舘村の村民が避難するもっとも大きい仮設住宅で 管理人として、昼夜を問わず皆さんを元気付けていらっしゃるとのことでした。
「老人ホーム」と呼ばれた平均年齢70歳の仮設住宅は、今では 「老人の楽園」と呼ばれるまでになったそうです。

「(支援を)もらうことは、自分たちのためにならない。もうやめなきゃ」と、ハツノさん。
村民の技磨きとそれを生かした商品づくりのお話をうかがうことができました。

勢和では、農家レストラン「まめや」の代表北川静子さんとの交流会。
北川さんも、参加者の女性も、ハツノさんとの出会いで
芯をぎゅうっと締めていただいた気持ちになった、とのこと。

勢和はもう村ではなくなりましたが、「村のおんな」の出番はこれから!
写真は、ツアーをずっと支えてくれた、福島県男女共生センターの長沢さんから
いただいたおみやげ「玉羊羹」です。
長沢さんお薦めの食べ方で、ちゅーちゅーいただきました。

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