地域資源バンクNIUでは、地域づくりのなかでファシリテーションという力を高めようという
自治体さんから依頼をいただき、ファシリテーション研修をさせていただくことがあります。 先日、伊賀市さんで「話し合いの達人講座」をさせていただきました。 昨年度に続き2回目、当社からお願いして1回単発ではなく2回連続の講座でした。
ファシリテーターを養成する講座、ではありません。
世の中、話し合いの場はたくさんあります。 「はじめまして」と知り合う場、「こんなことやりたい」というアイデア提案の場 「どうやって進めようか」という企画実行の場、「どうしてけんかしたの」という調整仲裁の場 そして、「こうしよう」という合意形成の場。
NIUでは特に、いろんな意見を出し合いながらも、みなさんが「こうしよう」と思える、 なんとかやっていこうと思える話し合いの場をお手伝いしたいと思っています。
地域にはさまざまな立場や考え方があるなかで、それでもずっと一緒に暮らしていく人々が 役を回しあいながら、持続的に前向きに、自治に取り組んでいくことが求められます。 そこに、専門のファシリテーターが介入することはほとんどできません。
だから、ファシリテーターではなくファシリテーションを学ぶ。
そんなことを伊賀市さんと打ち合わせを重ねながら、2年間お付き合いをさせていただきました。
嬉しかったのは、昨年の受講生の方もリピートをしてくださったこと。 そして、今回のアンケートで「各団体から複数名参加させると良い。世代交代の意味で」 と書いてくださった方がいたこと。 もうそれこそが、達人のコメント!
誰かの特別なファシリテーションスキルに依存するのではない、 自分たちらしい合意や話し合いの進め方を、 これからも一緒に、いろんな方々と学びあえたら嬉しいなぁと思います。